9.1日60分以上は楽しく体を動かしましょう!

文部科学省から「幼児期運動指針」が打ち出されていますが、文言はちょっと面倒なので簡単に言うと
【幼児は様々な遊びを中心に、毎日、合計60分以上、楽しく体を動かすことが大切です!】ということです!

【体を動かす意義】
三つ子の魂百まで!幼児期の体を動かす習慣は、基本的な36の動きを身に付けるにとどまらず、生涯にわたって健康を維持し、積極的に運動に取組み、豊かな人生を送るための基盤づくりになると言われています。具体的な意義は次の5つです。
「体力・運動能力の向上」
「健康的な体の育成」
「意欲的な心の育成」
「社会適応能力の発達」
「認知的能力の発達」

【なぜ合計60分以上?】
ここで大切なのは、子どもが自発的に体を動かすことです。そのことによって多様な動きを身につけ、体力・運動能力が高まっていくことに効果的な時間ということで、目安時間として設定されています。

ポイント①
運動の時間だけが問題ではなく、どのような身体活動を行うのかという「質」も大切です。60分は絶対的な時間ではなく、あくまで目安時間として考える。

ポイント②
60分は連続してではなく、1日の合計時間です。合計という言葉の意味は、子どもが楽しく体を動かす遊びを中心になることが理想でもありますが、毎日毎日晴れの日も雨の日も60分の運動は難しくもあります。従って散歩やお手伝い等も含めて、これらの合計が「毎日60分以上」ということです。ここにはお手伝いなどで「絞る」などの基本的な動きを習得できるという意味も含まれています。
難しく考えずに遊びも習い事、お手伝い等いろいろな体を動かすこと、全部含めて60分であることが大切です。

【色々な場面を作りましょう!】
この1日60分以上の運動のそのほとんどは、幼稚園や保育園で確保できるのかもしれません。でも園に行かない日は?習慣ですので、毎日体を動かすことが大切になります。そうでないと幼稚園や保育園に行っている間の一過性の運動習慣になりかねません。日常の中に運動が入っているように、家庭や地域などでも体を動かす場面を作ってみませんか?
休日は家族で遊びに出かけ、お母さんと!お父さんと!楽しく体を動かす遊びがあると、体を動かすことが好きなお子さまに成長されるのではないでしょうか。