26.家族で心の栄養を!

家庭内でお子さまに、またご夫婦の間でどんな言葉をかけていますか?

心理学の用語で「ストローク」という用語があります。
直訳すると水泳のかきだったり、ゴルフの打数だったり。でも心理学の分野では「人の存在や価値を認めるための行為(言動・非言語や動き全て含む)」と考えられています。ストロークは「心の栄養」になるのです!

もうこの段階で、ちょっとめんどくさいなぁ~と思われたり、いつもいつも意識できるわけでもないですが、少しでも何かが変わると関係が少し変わるかもしれません(^^♪ 親学のちょっとした学びと思ってお付き合いください(^_-)-☆

ストロークは、大きく次の2つに分けられます。

肯定的ストローク
言 語:挨拶、褒める、励ます、許す 等
非言語:うなずく、微笑む、握手、撫でる、ハグする 等

否定的ストローク
言 語:皮肉、嘲笑、悪口 等
非言語:にらむ、けなす、無視する、つねる、殴る、無視する 等

そしてさらに・・・
「条件付き」と「無条件」という条件下でストロークが使われます。

条件付き肯定的ストローク
成果報酬「成績が上がれば、あなたはいい子」等
条件付き否定的ストローク
「これができない子はダメな子」等

無条件の肯定的ストローク
何があっても信じる「勉強ができてもできなくても、あなたを認めるよ」等
無条件の否定的ストローク
あなたの存在が迷惑「何をしても、あなたは認めない」等

言葉や動作は、「受け取る側がどう感じるか」という大きなハードルがあります( ゚Д゚)
普段、プラスの言葉で、肯定的に伝えているのに「うまく伝わらない!」という方もいると思います。

相手に「伝わる」「伝わらない」のそのほとんどの原因は、『伝える側』に問題があると言われています(^_^;)
その言動「愛」や「信頼」の気持ちから発せられたものなのか、それとも「恐れ」や「自分の為」から発せられたものなのか。
また、もしかしたら条件付き肯定的ストロークの言葉を無意識に使っていませんか。

今の世の中、けっこう条件付きストロークや否定的ストロークも少なくありません(T_T) 肯定的なストロークをもらえることも少ないのかも(T_T)
大切にしたい家族に対するストローク!時には「無条件の肯定的ストローク」で伝えてみてはいかがでしょうか?!

大人にも子どもにもなかなか厳しい世の中だからこそ「無条件の肯定的ストローク」は心の栄養となるのです(^^♪

心の栄養はお金では買えないものです!