4.運動神経が良いって何?

運動神経ってよく言いますけど、

Q1 どんな動きができると運動神経が良いと言われるのか疑問に思ったこと!ありませんか?
A1 人間の基本的な動きは36種類に分類されます。この36種類の動きが、円滑にバランスよく出来ることが、運動神経が良いと言われます。運動(スポーツ)のほぼすべてが、この36種類の動きの組合せによる動きなのです。

Q2 では、どのようにしたらこの36種類の動きをバランスよく身につけられるのでしょうか?

A2 「たくさんの色々な動きを繰り返し行わないと、筋肉はスムーズに動いてくれない」
人の動きは、基本的に脳から電気信号をシナプスという物質を介して、筋肉に伝えて動いています。このシナプスを介して電気信号を通す道は、その動きをすることによって作られていきます。従ってたくさんの色々な動きを繰り返し行わないと、筋肉はスムーズに動いてくれないのです。

「スポーツは、反射神経的な動きがでる選手が活躍する傾向があります」
先ほども述べましたが、人の動きは脳で動きを考えてから、電気信号で筋肉へ伝えて動き出します。ところがファインプレーや超人的な動きをする選手は、この伝達経路を通さずに、脊髄の反射によって筋肉を動かしています。例えで言うと「画びょうを踏んだときの痛みは、脳にいって脳からの命令で足を動かしているのではありません。脳にも痛みの感覚は伝わっているのかもしれませんが、脳が痛みを認識する前に脊髄からの反射の信号で、先に足を動かします。」
反射神経を鍛えることは難しいのですが、唯一?の方法はその動き(刺激)に慣れて、いつでもその動きができるようにトレーニングすることではないでしょうか。

「身体を動かす遊びが、運動神経を高めてくれる!」
たくさんの動きを素早くできるようになるためには、反復して動かすしか方法はありません。しかし、36種類の動きすべてをそれぞれにやることは大変難しいことです。でも簡単にやれる方法があります。それは幼少期から身体を使った色々な遊びをすることです!鬼ごっこ(走る・止まる・方向変換)、カニさん歩き(横歩き)、でんぐり返し(回転)。遊びの中にはたくさんの動きが入っていて、自然にその動きを覚えていきます。

TVゲーム等では、指の動きが中心になりますので、運動神経が良い子にはなりにくいですよね(^_^;)