20.習い事の起・承・転・結【承】

今回は【承】の巻

承:うける、うけつぐ、「受け入れる」という意味があります。

習い事をしていると必ず自分自身を受け入れる場面が多くあります。
そう!ほぼ必ず「できない」の壁にぶつかります。子どもたちは習い事を通して「できない」ことに向き合い、「出来ない自分を受け入れる」機会に直面します。

今の子どもたちは、誉める教育で育ってきていますので、意外と「できない」ことに対しての受け入れ方が下手な子がいることを感じることがあります。しかし「できない➡できる」になるためには「できない」ことを受け入れることがスタートになります。
これができないと「できない」ことに対して、打たれ弱い子(大人)になる可能性がでてきます。

そういう意味では「できない」ことへの直面は、習い事の重要な側面と言えるかもしれません。

また習い事は「得手・不得手」だけではなく、その子どもにとっての「好き・嫌い」を知ることもできます。スイミングを始めたけど、あまり好きではなかった、熱中できなかった・・・このような「好き・嫌い」を知ることができて、子どもは自分自身のことも少しづつ知っていきます。

そして大きくなるにつれて、自分の人生に対し試行錯誤しながらでも、自分の道を探せる「強い人間」になることができるようになるのではないかと思います。

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